戦後復興期の日本には、三種の神器とよばれるものがありました。
それは、白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫でした。
その後、高度成長期にさしかかり、新三種の神器とよばれるものが生まれました。
カラーテレビ・クーラー・自家用車です。
昭和という時代には、こうした生活のための最新の道具を得ることが、
社会的ステイタスとともに働く動機となっていました。
そこには、最新の道具を通して「最新の生活」が夢描かれていたように思われます。
そして、そうした「最新の生活」は、メディアを通してヒットしてきました。
時代が生んだ、共通の「夢」といってもいいかもしれません。
もちろん、現代日本にも、メディアを通して「最新の生活」が描かれ続けています。
ただ、その「最新」さは、
昭和30年代、40年代、50年代のようには、「夢」を
感じられにくくなっているように感じます。
戦後、復興を通して日本が物質的に豊かになった証でもあります。
代わりに、
「よりRICH(豊か)な生活」が夢として描かれているように思われます。
ただ、このRICH(豊か)というのは、「最新の生活」と違う点が一つあります。
それは、RICH(豊か)な生活は一様ではなく、多様なのです。
物質的なだけでなく、情報的なのです。
多面的で、幾つもの抽象度にわたる感覚が必要です。
教養が必要なのです。文化が必要なのです。センスが必要なのです。
そうでないと、RICH=お金という誤った認識が生まれてしまいます。
その際には、時間を超えて、地域を超えて、よいものを見定める観察力と、選択力が必要です。
そのためには、知ることと環境が大切です。
戦災であれ、自然災害であれ、復興する際、
最新の技術も大切ですが、RICHの視点も大切です。
ただし、何らかのダメージを受けた状態で、RICHをイメージするのは、並大抵のことではありません。
ダメージを受けた状態・環境から、一度、離れることが重要です。
親戚・知人・何らかの機関を頼ってでも、一度、ダメージを受けた状態から離れることが大切です。
ダメージを受けた状態の親戚・知人がいたら、ダメージを与えた状態から離れた環境に招くことは、社会貢献に値する行為となります。
私も、そうされたことで、大きな恩恵をうけてきました。
夢・ゴールを描くことができるようになったのです。
感謝でいっぱいです。
コーチはコーチングを通して
ゴール設定ができる環境を提供します。
2016年5月11日 23時41分