教育は教える人、教わる人、相互に進化する
   

教育と学習。
双方ともに、教わる人、学ぶ人の利益のためのものです。

ただし、教育は、学習と違って教える人の存在があります。

教育は、教え教わる相互関係が重要です。

その相互関係がうまくいかないと、それは単なる奴隷関係になり下がります。

かつて、ドイツでは教師がムチを持っていました。
ヘルマン・ヘッセは『車輪の下』で、1900年頃の教育の姿を綴っています。

現在の日本では、ムチを持った教師はいません。
かわりに、「テスト」「通信簿」「進学」というムチを持つ教師はいます。
点数を盾に、言うことを聞けと脅すのです。

『車輪の下』の主人公のハンスと異なり、著者ヘッセは学校から逃げ出し、詩人・小説家として生きます。

彼には、ゴールがあり、そして、そのゴールを支えてくれた存在があったのです。
彼の母でした。

現代のteacherに必要なのは、ムチではありません。
かわりに、一人一人のゴールと、それを支えるコーチの役割が必要です。

teacherの役割は、1900年から100年たって、進化しているのです。